新型コロナウイルス対策として、2020年度の大学院「経済数学」の講義進行
にあたり、当面(少なくとも4月中)当該 BBS を用いての情報のやりとり、資料の
配布等を行いたいと思っています。
大学のCLE等、各方向からこちらにリンクを貼ります。
情報は当該スレッドに集中するつもりです。準備が整い次第こちらに情報をアップ
していきますので、どうぞ宜しくお願いします。
の第一章を精読するように。5月の第二火曜日(5月12日)以降については、必要
に応じて、課題を追加していくので、当該スレッドの情報に注意せよ。
『経済学のための数学入門』第一章の精読にあたっては、以下の点に注意すること:
(1)集合論の背後にある「論理(一階の述語論理)」については、当該教科書では
十全に扱われてはいない。教科書にある「有限の立場」というものが、それを十全に
取り扱うための基礎となる考え方であることを理解できるようになれば、十分である。
(2)公理的集合論については、全ての公理を暗記したりする必要は無い。しかし、
事実上「きちんとした」数学を用いるためには、どのような公理を意識しておらねば
ならないか(例えば分出公理について)ということには、注意して読み進める必要が
ある。
(3)定理 1.3.3 (Cantor-Bernstein)について、内容は大事だが、もし余力が無け
れば証明を厳密に追う必要は(長いので)無い。
後は極めて重要な事柄ばかりなので、p.52 まで、練習問題も含めて、熟読し、演習を
重ねること。
資料を添付する。これは、2004年度に大学院応用コースのコア『経済学基礎』の資料として用いた
ものである。
http://math.econ.osaka-u.ac.jp/keijiban.html
からも入手可能である。
当該資料の第3節の内容は、経済数学の春学期における講義内容を補足するものとして最適である。
教科書第一章の精読に合わせて読むことを進める。またどうしても教科書が手に入らない場合にも、
こちらの内容だけはきちんとフォローしておくこと。
この資料に付け加えて、以下に「一階の述語論理」の詳細を記す。当該資料のみならず、教科書で
もこれは省略されているが、この内容を資料の内容に付け加えれば、一階の述語論理は厳密に習得
したことになる。
以下、A,B,C は一般的に、一階の述語論理における論理式を表している。
<推論規則> 一階の述語論理の推論規則は、以下の2つに整理できる。
(三段論法) A → B と A から、B を推論する。
(例示) A → B ということから、(∃x, A) → B を推論する。ただしここで x は B の自由変数ではないものとする。
三段論法については、何の解説も要らないであろう。例示については、一度じっくりと考えて
みることをお勧めする。(ヒント:変数 x が何であろうと A → B が真であるというのが、
この場合の前提となるであろう。B が自由変数 x を含まないとすれば、B の真偽は x の値
に依存しないことになるが、とすれば、A を成立させるような x の値に対して、B の真偽は
どのようなものであると推測されるか。)
<命題に関する公理> 一階の述語論理において、命題に関する公理は以下の3つの形のものに整理できる。
● A → (B → A)
● (A → (B → C)) → ((A → B) → (A → C))
● (not A → B) → ((not A → not B) → A)
暗記する必要は無い。最初のものは A → A みたいなものである。二番目のものは、→ に
ついての分配規則のようなものと思えば、理解しやすいであろう。また三番目は背理法と
考えれば良い。
(参考:Urai (2010), Fixed Points and Economic Equilibria, Chapter 9.)
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当面の措置として、本講義は5月末までは、4月中と同様に当該スレッドにて講義内容と
資料をアップロードし、課題を提供する形で進めることにします。
5月末になっても、対面での講義の再会が見込めない場合、6月の第一回(6月2日)
からは、講義時間内における講義内容の Zoom でのライブ配信を並行的に追加します。
引き続き本スレッドにて、週に一度は、情報をチェックして下さるようお願いします。
当該箇所は、先にGWまでに熟読すべきと言った課題の中に入っていますが、その中でも、
技術的に重要な箇所として特に強調して、今回の課題とします。ここにある内容は集合算と
して、経済学理論でも数学的に厳密な議論を行う上でありとあらゆる場合に出現するものです。
履修者はこの5ページについては、以下のことに注意して、特に慎重に読み進めて下さい。
(1)無限個の集合(添字付きで良いので)の union あるいは intersection に属するとは、論理式で言い換えると、どういうことか。特に定理1.5ド・モルガンの公式の証明をきちんとフォローして(自分一人でできるようにして)確認すること。
(2)二つの集合が等しい、ということをどのように証明するか。等式の、「左辺に属するならば右辺にも属する」、「右辺に属するならば左辺にも属する」という作業を、実際に自分の手で行ってみること。特に定理1.5の後の注をしっかり読んで、その内容を確認すること。
(3)集合の関数による像(逆像)に属するとは、論理式で言い換えると、どういうことか。特に式 1.5 から 1.10 の成立をきちんと証明する練習問題1.3.1を自分できちんと解いて、そのことを確認すること。
上の (3) で述べた練習問題1.3.1については、成績判断の材料となる最初の課題レポート
とする。A4用紙で、表紙には学籍番号と氏名を忘れないように。提出方法は追って指定
するので、いつでも提出できるよう、5月末までに準備しておくように。
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本講義の進め方については、6月以降 Zoom によるライブ配信を加える形で進展することが
ほぼ決定です。最初は6月2日からになります。詳細については5月中にこの掲示板ならび
にメールでお知らせする予定です。
ライブ配信では教科書(神谷・浦井)を用いますので、Zoom による参加環境と合わせて準備
をお願いします。教科書以外の参考資料は、これまでと同様、ここにアップします。
引き続き、5月中はここまでに出した課題をきちんと消化して下さい。
する形で行います。
フルに90分のライブ授業ということではなく、時間は 3:30 から 1 時間弱で、内容としては教材を
用いた課題の提供を、それとミックスする形でと考えています。
Zoom の ID およびパスワードについてはセキュリティー上ここには書きませんので、メールでお伝え
したところのものを、以後きちんと管理保管しておいて下さい。(CLE でも ID および Password
の情報については確認できるようにしてあります。)
5月末を一応期限とした第一回目のレポートの提出方法については、CLE のコンテンツにして提出し
て頂くことを考えていますが、詳細についてはもう少しお待ち下さい。情報は可能な限りこの BBS
でまとめておきたいので、決定次第、この掲示板でお伝えします。
コンテンツの課題をチェックして下さい。
期限はとりあえず6月の第二火曜日までにしてありますが、5月の課題ですので、できるだけ
早めにアップロードして下さるよう、お願いします。
なお、引き続き、講義についての情報発信は、こちらの BBS を中心として行います。
一点、講義で確認し忘れましたが、本日が最初のレポート(5月中課題)の提出期限です。 (← 誤情報でした。次の投稿をご覧下さい。)
CLE での提出になっています。まだの方は、今日中に提出、よろしくお願いします。
していたようです。そちらが正しいですので、まだ間に合いますので、皆さん提出して下さい。
なお、期限が過ぎても受け付けますが、6月16日を過ぎると、遅れて提出ということで点数を考えます。
講義でもお知らせした通りですが、CLEでの期末テストの準備ができています。期限は
8/11までということで、設定してあります。
資料、教科書は自由に用いても構いませんが、必ず一人
で考えて下さい。友達と相談
して解答すること、期間中に友達に答を教えるといった行為は、不正とみなします。
なお、第一回、第二回のレポートを提出していない方は、試験を受けられません。
以上、宜しくよろしくお願いします。
どうも問題を難しくしすぎたようです。2度のレポートの内容を勘案して、最終的な成績をつけます。
4問とも正解した方はおられませんでした。3問正解は7名おられました。
最初の問題は、位相の定義のつもりだったのですが、問題としては「A ならば B」というときの、A が
真でない場合の話になってしまっていました。失敗です。
第二問は、距離から導かれる位相の定義の問題でした。これはともかく大事なので、きちんと押さえて
おいて下さい。
第三問は、連続関数の定義にまつわる問題でしたが、これも定義というよりは、逆写像の集合算の問題
になってしまっていました。すみません。 大事なのはむしろ、連続関数の定義です。
第四問は、大事な定理の証明です。定理は大事ですし、証明もきちんと追っていただけたら何よりなの
ですが、あの設問は難しかった(最初の2つの間違い探しになってしまっていました)と思います。
試験の結果にあまり捉われず、講義で強調した大事なところを押さえておいて下さいますように。
それでは、またお会いできるのを楽しみにしています。
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金曜日午後の数学勉強会および院生指導を含めた論文打ち合わせ時の資料、板書その他をここにまとめてアップします。
基本的にはヘドニックアプローチでありながらも、我々のモデルではそういった
基本的特性 characteristics(我々のモデルでは real commodity と呼んだもの)
のバンドルとして、実際の商品(我々が market commodity と呼んだもの)が、
どのように形成されるかということを、非対称情報の一般均衡問題として扱う。
おける整数制限問題の解消に用いて、そこでの Core Equivalence 等の定理の価値を上げていると考えられる。
我々は、商品差別化がどのように生み出されるか、そこを内生化したモデルを与えているので、その目的が
全く異なるため、Mas-Colell の一般性を意識するといった必要は、全く無いと判断される。
(1)GSCE T期均衡概念に Slack Agents (Firms) を組み込んで、PO な OG 均衡を、極限で逃さない方法についての検討。
(2)Commodity Differentiation モデルにおいて、C5 条件における例外条項の意味付け。(また、ここでのテーマが市場構造の内生化であるため、非対称情報設定が役立っているという形で、非対称情報問題の入り方を正当化するということの確認。)
後半は、塩澤さんを含めた Zoom 会談。OGにした際の証明で、すラック企業とスラックagents の新しいアイデアあり。また最後に、陳さんレンマと個人の効用最大化問題の解決の確認が必要との宿題が出た。
陳さんに関しては、長期で OG のところは、とりあえず残して投稿版(英文校生に出すもの)の作成に入るということで、年明けに向けて各自検討。
陳さん主導の企業動学モデル、Θの定義に再考が必要という話でした。あと、おそらくですが、ハットの付かない予算制約対応の書き方も、再考が必要(今現在ETに投稿中ものと合わせる必要があるのでは)と思われます。
小島さん主導の方は、あとは結論セクションくらいになったので、ほぼ完成段階かと思います。
オンラインで守屋さんを含めた会合は、とりあえず次回を目処に、18時半から行います。その先は、前期の金曜日が学部ゼミになるため、未定です。追って相談です。
小島さんの方は、2人2財でのエグザンプルの概形ができた感じです。以後もう少し、小島さんに式等詰めてもらうという段階です。
GAFA は巨大ではあるが Price Taker 的に行動する(価格支配力があるように行動するということも GSCE として考慮できないことはないと思われるが)ということ、そしてプロジェクト(投資機会)毎に、現状よりも利潤を改善できるのであれば結託を組み直す、ということが GSCE のハイブリッド均衡ということで、洗わしやすいということを売りにできないか。
コアの腹層性をどのように解釈し直すと GAFA 的になるか。これについてはもう少し来週以降検討する余地があると思われる。
次回、後者についての問題提起がとりあえず無ければ、現状でいける線でモデル化すれば良いと思います。それ以上のことは、引き続き考えるということで良いのでは無いでしょうか。
もう一点、これは私が当初から狙い目と言っている話なのですが、この取扱い方法に基づく、OG 経済でのパレート最適な均衡の存在問題について、書き方次第で、すぐにそこそこなら載りそうな可能性があります。次回はその点も含めて、議論できればと思います。
単に企業を作るモデルで、super additive だけでは GAFA と呼ぶにはどうかなと思われる。GAFA が作ったものは、新しい商品というよりもプラットフォームなので、それを、どう記述するか、ということでした。
新商品ではなく、新プラットフォーム。プラットフォームというのは、それに乗っかって、新しい商品が次々出てくるようなものですが、その言い方には少し不正確さがあります。クルマに対して、カーステレオとかカーエアコンとかドライブレコーダーという新商品は次々出て来ますし、これはクルマというプラットフォーム(的商品)と言えるでしょうが、同時に、ワンショットで言うと、単なる
Commodification Technology (小島さん的にリアルをまとめて書いたところのもの)
です。車のような資本財と比較して、OS などは一度作れば後はメンテナンス費用のみで、しかもコピーし放題という違いはありますが、まあ、まずは簡単のため、同じとみなしてみましょう。
すると、つまり、ワンショットならそれで終わりです(既に出来ているとも言えます)。しかし、動学化するには、クルマという商品化された技術、すなわち資本財というものを、小島さんモデルに組み込むこと、が必要になります。Commodification Technology に資本財の記述を導入するには、そこに、リアルグッズのみからではなく、商品から商品を、作り出す状況を組み込まねばなりません。(森嶋-Debreu 路線で行くならストックの概念は不要です。)これは、動学化に於いて最低限必要な要請であると思われます。
しかし、よく考えると、小島さんモデルでは resale があるわけで、そこの仕組みを少しまとめ直さないといけませんが、すでに商品を購入しながら商品を作ること自体は考慮されている訳で、動学化に於いて、投入と産出に一期遅らせる分析(フォンノイマン型)なども考慮すべきかなどと思っていたのですが、そのようなことはせずとも、とりあえずなんとかなりそうな気はします。
まずは小島さんモデルの動学化に於いて、車が出てきて、カーエアコン、カーナビ、等々が出てくるという状況をどう描けるのか、という問題を考えてみようと思います。これが描ければ、GAFA が描けるように思います。
取り急ぎ。再来週までということで。
するとそれを受けて、陳さん+小島さんモデルで記述可能か?また、具体例はどうなるか?ということが宿題となった。(改めて上のように1…λ構造の不定性と考えると、少し異なるモデルになりそうという感じではあるが。)
※ 少し忘れていましたが、以前、守屋くんとやっていたExisOG方向(最適な均衡の存在)についても、進めていく必要があります(任意の初期保有からスタートしてなので、自明ではないはずです)が、まずは上の問題の見通しだけは、はっきりしておかねばなりません。
今週は進展があり、小島さんモデルに企業形成を一層モデルで導入すること、その後は世代重複的に動学化すること、でうまくいくのではないかという方向が出てきた。引き続きこの方向を検討していく。
元となる小島さんモデルの論文の方は、とりあえず DP 化するため、ソースを送ってもらうという線で合意。
守屋さんは今週までで渡米です。塩澤さんを含めた会議の次回は再来週の16:30からとなります。
守屋です
かなり研究が進んでいる感じを見受けられます。
また参加させて頂くのを楽しみにしております。
守屋
(2)更に、それと GAFA モデルとのつながりとしては、政府をプラットフォームと見ることができるのではという話が出た(もちろん、そこを空白にしては、プラットフォームの説明にならないが)。
(3)また、GAFA モデル単独に向けては、たとえ price 操作できなくても大きくなる意味(別の意味での市場支配)があることの記述、と意味付ける可能性がある。multi-layer のコア構造というのは、例えば複数の産業構造の同時決定、あるいは複数のプラットフォームの形成、とも見ることができる。
小島さん: 交換の必然性を入れたパレート最適の再定義。
GAFA: 価格所与でも提携するその意味を市場構造の内生化と位置付ける。(⇒これは小島さんモデルの意義付けにも役立つかも。)
陳さん・塩澤さん: Balanced Family の Family 記述と再定義と証明の詳細と Sum 記号の扱い notation、火曜日に持ち越し。
この問題に対しても、どこまでも協力ゲーム的に、GSCE 的スタンスを取る(例えば幅を持った企業の目的、選好といったことを通じて)、ということもあり得るのではないか、ということについて、考えました。
GISCE については、来週凸性もしくは反例の確認。
塩澤氏含む論文について:少し考えないといけない状況。初期投資の意味と、市場で調達できる投資の違いについて。その違いが無いとすると、陳さん昨日の初期修正路線とおそらくは結局同じことになりそうである。それは許容し辛いので、その違いが有るとすると、ゲームの方で、これは一番望ましくは、とりあえず作られた技巧的な協力ゲームレベルの変更で済むと一番有り難いが、そのようにせねばならず、とりあえず陳さんにお任せしての結果待ち。
2023年度学部ゼミの板書をアップしていきます。今年度は2人ずつアップするタイミングが遅れてしまって、夏休み前になってしまいました。今年度のテーマを決めねばなりません。7月18日(火)までの板書を、一気にアップします。
まずは、4月18日(火)の板書をアップします。
この「更なる高位のレイヤー」をどう捉えるかということについては、生成的ということ、再帰性ということ、サイバネティクス、オートポイエシス、あるいは東洋的には空といったこと etc. を、本日お話した「人間」主義ということの限界に対峙させて、取り扱うことが鍵となるように思われます。
これはまた、「対象物」あるいは「状態」といったことに基づく「イデアリズム」(という制約)から、「作用」あるいは「関係」といったより一層根源なる場所に根差した「リアリズム」へと、「わたし」たちの「論理と方法」(理性と科学)を、変革していかねばならない、ということにも関わっています。
今回までの議論を踏まえて、次回は皆さんと「夏休み前」最後のゼミナールとして、夏休みの課題(1500字程度の考察レポートの作成)について、考えたいと思います。
夏休みの課題として、1500字程度の各自の論説(各自の今学期の全体への問いかけを基調として、全体テーマを意識しつつ)をお願いします。(ちなみに、1500字程度というのは、A4用紙で1枚半程度を目安にしています。)
なお 11/28 は振替授業のため休み、12/5 はゼミ写真の撮影日になります。
次回は1月になります。いよいよ全体討論を踏まえた、各自の考察の詰めに入って欲しいと思います。
今年度は前期が金曜日、後期が火曜日の変則的な開講ですが、基本対面(Zoomでのオンライン配信もしますが)とします。学部ゼミの記録ならびに連絡用のスレッドですが、ゼミ内で皆に伝えたいことがあれば、内容を問わず、何でも書き込んで下さって構いません。
まずは、村上先生に撮って頂いた初日(4月15日金曜日)の板書をアップします。
今日のテーマは円安です。
必要な資料を添付します。気軽に見てください。
今日よろしくお願いします。
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*動画は、投稿最終行の 家 マークにリンクしています。
チョムスキーは米国の言語哲学者で、今日世界では、現存する哲学者として最も有名な人の一人と言えると思います。言語学の理論の人ですが、近年こうした政治的発言を、結構しているように思います。この人は、最終的には民主党寄り、まあ典型的なリベラルで、そういう意味では(政治学、政治哲学的にその発言を捉える上で)限界はあります。特に、今回も「最終的にはあくまでも反ロシア。なのだけれども、米も悪い。特に共和党は悪い。」というような言い方になってしまっていますが、それでも、現状、欧米系メディアに代表されるほぼ病的な一方的に西側寄りの言論のスタンスの中、かろうじて老大家としての良識(意地)を見せたという内容には、なっていると思います。(日本の大手メディアなどは、ここで批判されている、遠く現地から離れたオフィスで、熱狂的に、創作されている作り話の、総じてそのまた劣化コピーとしか、言いようがありません。残念なことですが、とりわけこの20年、日本のジャーナリズムは落ちるところまで落ちていると思います。また、それに引きずられてか、いわゆる日本におけるリベラルの言論意見も、ほぼ絶望的としか言いようがありません。せめて、最低水準として、このチョムスキーのレベルでは、あって欲しいのですが。)
しかし逆の言い方をすると、国家のための人材育成などということに、例えば愛国心といったことに向けての否定的なスタンスと同様に、否定したいという姿勢が根本にあって、そこから「教育はあくまで個人のため」であって、そのために「費用は個人が負担するのは当然」であり、そしてその結果として得るものも、個人に帰して当然、というような考え方に、今日なってしまっているのかもしれません。そうだとすると、やはり少し「行き過ぎ」というようなことを、考えるべきなのかと、そのような気もします。
次回は山中さんにお願いしています。「出身地域による考え方や気性の違いや、それぞれの良さ、そこから生じる日本国内の分断」が提題とのことです。とても楽しみです。
※ 先週に引き続き、後藤さん(京都大学)にもご参加頂いていたのですが、コメント反映できず、残念です。また、よろしくお願いします。
※ 後藤さんが来て下さいました。後藤さんからは、前回の山口さんのテーマに関連して、地方教育大学の役割、という問題提起もその後頂きまして、またこの掲示板で、追記アップして下さればと願っております。
次回は山田さんにお願いしました。
※ 時間が不足で、オンライン上で参加された方々にご意見伺うことができなかったようで、すみませんでした。村上先生からご指摘頂きました。いつも有難うございます。
次回は山本さんにお願いしています。すみません、もしかすると夏休み前に日数足りないかもで、最終日29日が2人になるかもです。
次回は、菊地さんにお願いしています。
次回は福武さんにお願いしています。
これで皆さんの報告が一回りしたところと思います。次回は前期の最終回として、今年度のゼミ共通テーマについて、皆で議論できたらと思います。今年度はできれば年内くらいに、全員が最終レポートのテーマと概要を明確にできることを目標にしたいと思っています。
【撮影時間】:17:00〜
【学部/研究科・研究所】:経済経営学部
【学科・専攻名】:経済経営学科
【講座名(研究室・ゼミ名)】:浦井ゼミ
【ゼミ担当教員名】:浦井 憲様
【撮影予定人数】:15人
【研究室場所(部屋ナンバー)】:文法経講義棟31番教室
〇お願い〇
卒業アルバム用にお撮りしたゼミ集合写真データはお渡ししておりません。データをご希望の方は、撮影日当日にお手持ちのカメラをご用意ください。カメラマンにて別途撮影をさせていただきます。
後期に入った直後の『日本は大丈夫なのか、空気を含め、大きな力との関わり合いを見据えて』という10月4日の仮題がありましたが、これはサブタイトル的に考えてもらって(大きな力…のところは少し分かりにくいですが)、問題ないのではないでしょうか。
次回、小森さんと、あとキムさんも後期は残っていたのではないかと思うのですが、全員で(共通テーマを見据えて)話し合いができたらと思います。宜しくお願いします。
今年度のゼミの進行について、奇数回目の週が対面ということになりました。オンラインでの
配信は毎回しますが、対面の週において、オンラインでの討論参加は音量の関係上あまり良好
にはならなさそうです。来週(偶数回目)から、早速内容に入ります。
以下、本日決めた基本方針です。
・偶数回目:Zoom 会議システムを通じ、各人の発表を中心とする。
自分にとって興味のある話題と、それに向けての基本的な「問い」を、全体に告げる。
・奇数回目:顔を合わせての全体ディスカッションを中心とする。
次回(第二回目:偶数週)は、学部参加者の全員にテーマと問いの発表をお願いします。次回
以降は、ディスカッションの成り行き次第で、オンラインの方での話題を絞る、話者を絞る、
内容を深める、等々試みつつ、奇数回めと偶数回めの特徴を生かして進めていけたらと考えて
います。
本日の板書をアップしておきます。
・柴原さん:教師のバトン問題。次の「世代」への危機感について。
・町田さん:教育問題。日本においてオンライン教育が進まない理由。
・Liu さん:デジタルトランスフォーメーション(コロナ禍をきっかけとして)。
・菱田さん:テラスハウス問題。SNS ネットでの中傷(モラル)問題。
・小森さん:医師の働き方改革問題。医師の待遇、人件費とコスト削減問題(コロナ禍と合わせて考える)。
・山口さん:小中高生の自殺問題(コロナで増)。
・新田さん:シニア雇用の問題(「世代」および「財政」問題と合わせて検討)。
・木俣さん:スポーツとメディアの問題(商業化とそのあるべき姿について)。
・大石さん:「分断」の世界において、日本に求められる役割(「人権」と「民主主義」をめぐって)。
・山中さん:こんな時代だから暗い話よりも楽しい話をしたい(お酒、娯楽、芸能、喜び、希望の本質ということ)。
ことができなくて、すみませんでした。次回5月11日(火)はオンラインになってしまいますが、柴原
さんにリードして頂く形で、活発な議論になればと願っております。まずは「世代」についての議論
ということで、とても良いテーマだと思います。各自、それぞれ自らの問いと関連付けたり(無理に
関連付けしなくてもいいですが)しながら、皆と話し合いたいことをあたためておいて下さい。
小中学校のみですが、公立、私立、国立で分けています。
これをさらに分析するなり、全く違うデータを持ってくるなり、活用すると、少なくとも論文(まとめ)の背景や仮定が書きやすくなるかもしれません。
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本日は柴原さんのお話を中心に、皆さんの意見をお伺いすることができました。うっかり板書をしなかったので、別途資料をまたアップロード(この投稿に添付の形で)します。
ゼミでも申し上げたところですが、緊急事態宣言が延長されていますので、5月中は少なくともずっとオンラインになります。今年は対面と交互と思っていたのですが、残念ですが致し方ありません。(もし可能であればですが、せめて皆さんのお顔を写真ででも拝見できたら嬉しいです。ビデオをオンでなくてもいいですから、ぜひお顔、あるいはお姿でもいいですので、見える感じのアイコンでご参加頂けたら喜びます。ご検討下さい。)
次回は菱田さんですね。楽しみにしています。宜しくお願いします。
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(将来推計人口・世帯数のところ)
性年齢階級別での将来予測があります。
男女での就業率なども勘案してみると、社会全体の労働力の推計として、もっと面白い計算ができるかもしれませんが、とりあえず。
添付は、集計した結果のシートのみにしています(容量の関係)
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アフター(ポスト・ウィズ)コロナ時代、デジタル技術下のメディアの役割、商業化、オンラインでのコミュニケーションの役割等を踏まえた、人と人との距離感ということを(もう少し短めにまとめながら)、全体テーマを考えていきたいと思います。
本日7/27のゼミにてテーマを提供させていただきます藤井です。
内容に関しましては、これからの大学教育について扱いたいと考えております。
他の受講生の方々の多くも、この二年間でメディア授業を経験されていることと思います。
その中で、以前と比べて自分の学びの質に関してどのような影響があったのか、それらを踏まえてこれからの大学教育があるべき姿をどのようにお考えなのかという部分をお聞きしたいと考えております。
加えて、教える側の立場である教授には、ご自身の指導にどのような影響があったのかという点をお聞きしたいと考えております。
また、私は学び以外の課外活動というのも、大学生活の一部分を占める重要な要素だと考えています。
課外活動で以前から関りがあった人たちとの交流方法やその距離感に関しても、コロナウイルスの影響で多少なりとも変化があったのではないでしょうか。
その点に関しましても、皆様の経験やその時の感情などをお聞きしたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
もう少し検討して、こちらで情報を追加していきますので、引き続き当該スレッドを確認して下さる
ようお願いします。
明日10/12のゼミで使用する資料を載せておきます。
参照URL テレワークを巡る現状について-厚生労働省
添付File 前期に小林さんがまとめてくださったデータです。過去の投稿を遡らずに済よ う再掲しておきます。
[添付]: 193536 bytes
次週は柴原さんにお願いしました。「教育」ですので、次回は間違いなく全体テーマを意識して進められると思います。
大事な問題がどこにあるのか、ということについてはかなり掘り下げた議論がなされたように
思っています。焦らず、ぜひともこの先の考察に、続けて頂きたく思っています。
次回は、大石さんにお願いしました。
立ち戻っての議論が展開されました。「宗教とは」ということまで含めた広い話になりましたが、特に「わたし」ということの
「再構築」ということ、そして「今日のデバイス」と私たちの本当の「幸福」ということについて、引き続き深めて頂ければと
思っています。
次回は市川さんにお願いしています。来週が11月23日で祝日になりますので、次回は11月30日になります。また、次回はゼミの
集合写真を撮る日ですので、皆さんご出席頂けますよう、宜しくお願いします。
次回は小森さんにお願いしています。働き方(ということを通じて今回および前回の「生き方」とも関わるかと思います。)
どうぞよろしくお願い申し上げます。
***
日医総研リサーチレポート No. 118「新型コロナウイルス感染症の病原体検査について」
https://www.jmari.med.or.jp/result/report/post-3306/
「感染対策やった感」で拡大は防げない - 日医総研・森井大一主任研究員に聞く
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/981787
というお話でした。究極的にそれは「知」とは何か、ということにも関わる重要な問題である
ということが、共通認識として、得られたかと思います。とても有意義な、全体討論でした。
次回は、全員が、共通テーマ「人と人との距離--コミュニケーションとプライバシー」という
ことに向けて、再度、改めて自身のテーマを向き合わせて、最終レポート課題を再提起すると
いう、そのような回にしたいと思います。今回の議論を元に、極めて興味深い問題が提起されて
おります。それは、真の幸福(多様な価値)、思考としての生きる意味(認識)、対象としての
欲望・恐怖・身体的あるいは人としてダイレクトな関係性的欲求といったことが、全体の関係性
として、捉えられるべきことだということが、明かになって来たということかと思いますす。次
回以降に向け、素晴らしい展開になると思います。引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
第一部:デジタル化を前提に。第二部:幸福に向けて。第三部:まとめ、という形
になりそうです。第三部に向けて、後一歩、人権・民主主義・世界平和といった観点
が欲しいかなと、そんな気がしています。あと2回になりますが、全体での討論が、
盛り上がることを期待しています。皆さん、どうぞ宜しくお願いします。