金曜日午後の数学勉強会および院生指導を含めた論文打ち合わせ時の資料、板書その他をここにまとめてアップします。
基本的にはヘドニックアプローチでありながらも、我々のモデルではそういった
基本的特性 characteristics(我々のモデルでは real commodity と呼んだもの)
のバンドルとして、実際の商品(我々が market commodity と呼んだもの)が、
どのように形成されるかということを、非対称情報の一般均衡問題として扱う。
おける整数制限問題の解消に用いて、そこでの Core Equivalence 等の定理の価値を上げていると考えられる。
我々は、商品差別化がどのように生み出されるか、そこを内生化したモデルを与えているので、その目的が
全く異なるため、Mas-Colell の一般性を意識するといった必要は、全く無いと判断される。
(1)GSCE T期均衡概念に Slack Agents (Firms) を組み込んで、PO な OG 均衡を、極限で逃さない方法についての検討。
(2)Commodity Differentiation モデルにおいて、C5 条件における例外条項の意味付け。(また、ここでのテーマが市場構造の内生化であるため、非対称情報設定が役立っているという形で、非対称情報問題の入り方を正当化するということの確認。)
後半は、塩澤さんを含めた Zoom 会談。OGにした際の証明で、すラック企業とスラックagents の新しいアイデアあり。また最後に、陳さんレンマと個人の効用最大化問題の解決の確認が必要との宿題が出た。
陳さんに関しては、長期で OG のところは、とりあえず残して投稿版(英文校生に出すもの)の作成に入るということで、年明けに向けて各自検討。
陳さん主導の企業動学モデル、Θの定義に再考が必要という話でした。あと、おそらくですが、ハットの付かない予算制約対応の書き方も、再考が必要(今現在ETに投稿中ものと合わせる必要があるのでは)と思われます。
小島さん主導の方は、あとは結論セクションくらいになったので、ほぼ完成段階かと思います。
オンラインで守屋さんを含めた会合は、とりあえず次回を目処に、18時半から行います。その先は、前期の金曜日が学部ゼミになるため、未定です。追って相談です。
小島さんの方は、2人2財でのエグザンプルの概形ができた感じです。以後もう少し、小島さんに式等詰めてもらうという段階です。
GAFA は巨大ではあるが Price Taker 的に行動する(価格支配力があるように行動するということも GSCE として考慮できないことはないと思われるが)ということ、そしてプロジェクト(投資機会)毎に、現状よりも利潤を改善できるのであれば結託を組み直す、ということが GSCE のハイブリッド均衡ということで、洗わしやすいということを売りにできないか。
コアの腹層性をどのように解釈し直すと GAFA 的になるか。これについてはもう少し来週以降検討する余地があると思われる。
次回、後者についての問題提起がとりあえず無ければ、現状でいける線でモデル化すれば良いと思います。それ以上のことは、引き続き考えるということで良いのでは無いでしょうか。
もう一点、これは私が当初から狙い目と言っている話なのですが、この取扱い方法に基づく、OG 経済でのパレート最適な均衡の存在問題について、書き方次第で、すぐにそこそこなら載りそうな可能性があります。次回はその点も含めて、議論できればと思います。
単に企業を作るモデルで、super additive だけでは GAFA と呼ぶにはどうかなと思われる。GAFA が作ったものは、新しい商品というよりもプラットフォームなので、それを、どう記述するか、ということでした。
新商品ではなく、新プラットフォーム。プラットフォームというのは、それに乗っかって、新しい商品が次々出てくるようなものですが、その言い方には少し不正確さがあります。クルマに対して、カーステレオとかカーエアコンとかドライブレコーダーという新商品は次々出て来ますし、これはクルマというプラットフォーム(的商品)と言えるでしょうが、同時に、ワンショットで言うと、単なる
Commodification Technology (小島さん的にリアルをまとめて書いたところのもの)
です。車のような資本財と比較して、OS などは一度作れば後はメンテナンス費用のみで、しかもコピーし放題という違いはありますが、まあ、まずは簡単のため、同じとみなしてみましょう。
すると、つまり、ワンショットならそれで終わりです(既に出来ているとも言えます)。しかし、動学化するには、クルマという商品化された技術、すなわち資本財というものを、小島さんモデルに組み込むこと、が必要になります。Commodification Technology に資本財の記述を導入するには、そこに、リアルグッズのみからではなく、商品から商品を、作り出す状況を組み込まねばなりません。(森嶋-Debreu 路線で行くならストックの概念は不要です。)これは、動学化に於いて最低限必要な要請であると思われます。
しかし、よく考えると、小島さんモデルでは resale があるわけで、そこの仕組みを少しまとめ直さないといけませんが、すでに商品を購入しながら商品を作ること自体は考慮されている訳で、動学化に於いて、投入と産出に一期遅らせる分析(フォンノイマン型)なども考慮すべきかなどと思っていたのですが、そのようなことはせずとも、とりあえずなんとかなりそうな気はします。
まずは小島さんモデルの動学化に於いて、車が出てきて、カーエアコン、カーナビ、等々が出てくるという状況をどう描けるのか、という問題を考えてみようと思います。これが描ければ、GAFA が描けるように思います。
取り急ぎ。再来週までということで。
するとそれを受けて、陳さん+小島さんモデルで記述可能か?また、具体例はどうなるか?ということが宿題となった。(改めて上のように1…λ構造の不定性と考えると、少し異なるモデルになりそうという感じではあるが。)
※ 少し忘れていましたが、以前、守屋くんとやっていたExisOG方向(最適な均衡の存在)についても、進めていく必要があります(任意の初期保有からスタートしてなので、自明ではないはずです)が、まずは上の問題の見通しだけは、はっきりしておかねばなりません。
今週は進展があり、小島さんモデルに企業形成を一層モデルで導入すること、その後は世代重複的に動学化すること、でうまくいくのではないかという方向が出てきた。引き続きこの方向を検討していく。
元となる小島さんモデルの論文の方は、とりあえず DP 化するため、ソースを送ってもらうという線で合意。
守屋さんは今週までで渡米です。塩澤さんを含めた会議の次回は再来週の16:30からとなります。
守屋です
かなり研究が進んでいる感じを見受けられます。
また参加させて頂くのを楽しみにしております。
守屋
(2)更に、それと GAFA モデルとのつながりとしては、政府をプラットフォームと見ることができるのではという話が出た(もちろん、そこを空白にしては、プラットフォームの説明にならないが)。
(3)また、GAFA モデル単独に向けては、たとえ price 操作できなくても大きくなる意味(別の意味での市場支配)があることの記述、と意味付ける可能性がある。multi-layer のコア構造というのは、例えば複数の産業構造の同時決定、あるいは複数のプラットフォームの形成、とも見ることができる。
小島さん: 交換の必然性を入れたパレート最適の再定義。
GAFA: 価格所与でも提携するその意味を市場構造の内生化と位置付ける。(⇒これは小島さんモデルの意義付けにも役立つかも。)
陳さん・塩澤さん: Balanced Family の Family 記述と再定義と証明の詳細と Sum 記号の扱い notation、火曜日に持ち越し。
この問題に対しても、どこまでも協力ゲーム的に、GSCE 的スタンスを取る(例えば幅を持った企業の目的、選好といったことを通じて)、ということもあり得るのではないか、ということについて、考えました。
GISCE については、来週凸性もしくは反例の確認。
塩澤氏含む論文について:少し考えないといけない状況。初期投資の意味と、市場で調達できる投資の違いについて。その違いが無いとすると、陳さん昨日の初期修正路線とおそらくは結局同じことになりそうである。それは許容し辛いので、その違いが有るとすると、ゲームの方で、これは一番望ましくは、とりあえず作られた技巧的な協力ゲームレベルの変更で済むと一番有り難いが、そのようにせねばならず、とりあえず陳さんにお任せしての結果待ち。
2023年度学部ゼミの板書をアップしていきます。今年度は2人ずつアップするタイミングが遅れてしまって、夏休み前になってしまいました。今年度のテーマを決めねばなりません。7月18日(火)までの板書を、一気にアップします。
まずは、4月18日(火)の板書をアップします。
この「更なる高位のレイヤー」をどう捉えるかということについては、生成的ということ、再帰性ということ、サイバネティクス、オートポイエシス、あるいは東洋的には空といったこと etc. を、本日お話した「人間」主義ということの限界に対峙させて、取り扱うことが鍵となるように思われます。
これはまた、「対象物」あるいは「状態」といったことに基づく「イデアリズム」(という制約)から、「作用」あるいは「関係」といったより一層根源なる場所に根差した「リアリズム」へと、「わたし」たちの「論理と方法」(理性と科学)を、変革していかねばならない、ということにも関わっています。
今回までの議論を踏まえて、次回は皆さんと「夏休み前」最後のゼミナールとして、夏休みの課題(1500字程度の考察レポートの作成)について、考えたいと思います。
夏休みの課題として、1500字程度の各自の論説(各自の今学期の全体への問いかけを基調として、全体テーマを意識しつつ)をお願いします。(ちなみに、1500字程度というのは、A4用紙で1枚半程度を目安にしています。)
なお 11/28 は振替授業のため休み、12/5 はゼミ写真の撮影日になります。
次回は1月になります。いよいよ全体討論を踏まえた、各自の考察の詰めに入って欲しいと思います。
今年度は前期が金曜日、後期が火曜日の変則的な開講ですが、基本対面(Zoomでのオンライン配信もしますが)とします。学部ゼミの記録ならびに連絡用のスレッドですが、ゼミ内で皆に伝えたいことがあれば、内容を問わず、何でも書き込んで下さって構いません。
まずは、村上先生に撮って頂いた初日(4月15日金曜日)の板書をアップします。
今日のテーマは円安です。
必要な資料を添付します。気軽に見てください。
今日よろしくお願いします。
[添付]: 931563 bytes
*動画は、投稿最終行の 家 マークにリンクしています。
チョムスキーは米国の言語哲学者で、今日世界では、現存する哲学者として最も有名な人の一人と言えると思います。言語学の理論の人ですが、近年こうした政治的発言を、結構しているように思います。この人は、最終的には民主党寄り、まあ典型的なリベラルで、そういう意味では(政治学、政治哲学的にその発言を捉える上で)限界はあります。特に、今回も「最終的にはあくまでも反ロシア。なのだけれども、米も悪い。特に共和党は悪い。」というような言い方になってしまっていますが、それでも、現状、欧米系メディアに代表されるほぼ病的な一方的に西側寄りの言論のスタンスの中、かろうじて老大家としての良識(意地)を見せたという内容には、なっていると思います。(日本の大手メディアなどは、ここで批判されている、遠く現地から離れたオフィスで、熱狂的に、創作されている作り話の、総じてそのまた劣化コピーとしか、言いようがありません。残念なことですが、とりわけこの20年、日本のジャーナリズムは落ちるところまで落ちていると思います。また、それに引きずられてか、いわゆる日本におけるリベラルの言論意見も、ほぼ絶望的としか言いようがありません。せめて、最低水準として、このチョムスキーのレベルでは、あって欲しいのですが。)
しかし逆の言い方をすると、国家のための人材育成などということに、例えば愛国心といったことに向けての否定的なスタンスと同様に、否定したいという姿勢が根本にあって、そこから「教育はあくまで個人のため」であって、そのために「費用は個人が負担するのは当然」であり、そしてその結果として得るものも、個人に帰して当然、というような考え方に、今日なってしまっているのかもしれません。そうだとすると、やはり少し「行き過ぎ」というようなことを、考えるべきなのかと、そのような気もします。
次回は山中さんにお願いしています。「出身地域による考え方や気性の違いや、それぞれの良さ、そこから生じる日本国内の分断」が提題とのことです。とても楽しみです。
※ 先週に引き続き、後藤さん(京都大学)にもご参加頂いていたのですが、コメント反映できず、残念です。また、よろしくお願いします。
※ 後藤さんが来て下さいました。後藤さんからは、前回の山口さんのテーマに関連して、地方教育大学の役割、という問題提起もその後頂きまして、またこの掲示板で、追記アップして下さればと願っております。
次回は山田さんにお願いしました。
※ 時間が不足で、オンライン上で参加された方々にご意見伺うことができなかったようで、すみませんでした。村上先生からご指摘頂きました。いつも有難うございます。
次回は山本さんにお願いしています。すみません、もしかすると夏休み前に日数足りないかもで、最終日29日が2人になるかもです。
次回は、菊地さんにお願いしています。
次回は福武さんにお願いしています。
これで皆さんの報告が一回りしたところと思います。次回は前期の最終回として、今年度のゼミ共通テーマについて、皆で議論できたらと思います。今年度はできれば年内くらいに、全員が最終レポートのテーマと概要を明確にできることを目標にしたいと思っています。
【撮影時間】:17:00〜
【学部/研究科・研究所】:経済経営学部
【学科・専攻名】:経済経営学科
【講座名(研究室・ゼミ名)】:浦井ゼミ
【ゼミ担当教員名】:浦井 憲様
【撮影予定人数】:15人
【研究室場所(部屋ナンバー)】:文法経講義棟31番教室
〇お願い〇
卒業アルバム用にお撮りしたゼミ集合写真データはお渡ししておりません。データをご希望の方は、撮影日当日にお手持ちのカメラをご用意ください。カメラマンにて別途撮影をさせていただきます。
後期に入った直後の『日本は大丈夫なのか、空気を含め、大きな力との関わり合いを見据えて』という10月4日の仮題がありましたが、これはサブタイトル的に考えてもらって(大きな力…のところは少し分かりにくいですが)、問題ないのではないでしょうか。
次回、小森さんと、あとキムさんも後期は残っていたのではないかと思うのですが、全員で(共通テーマを見据えて)話し合いができたらと思います。宜しくお願いします。
今年度のゼミの進行について、奇数回目の週が対面ということになりました。オンラインでの
配信は毎回しますが、対面の週において、オンラインでの討論参加は音量の関係上あまり良好
にはならなさそうです。来週(偶数回目)から、早速内容に入ります。
以下、本日決めた基本方針です。
・偶数回目:Zoom 会議システムを通じ、各人の発表を中心とする。
自分にとって興味のある話題と、それに向けての基本的な「問い」を、全体に告げる。
・奇数回目:顔を合わせての全体ディスカッションを中心とする。
次回(第二回目:偶数週)は、学部参加者の全員にテーマと問いの発表をお願いします。次回
以降は、ディスカッションの成り行き次第で、オンラインの方での話題を絞る、話者を絞る、
内容を深める、等々試みつつ、奇数回めと偶数回めの特徴を生かして進めていけたらと考えて
います。
本日の板書をアップしておきます。
・柴原さん:教師のバトン問題。次の「世代」への危機感について。
・町田さん:教育問題。日本においてオンライン教育が進まない理由。
・Liu さん:デジタルトランスフォーメーション(コロナ禍をきっかけとして)。
・菱田さん:テラスハウス問題。SNS ネットでの中傷(モラル)問題。
・小森さん:医師の働き方改革問題。医師の待遇、人件費とコスト削減問題(コロナ禍と合わせて考える)。
・山口さん:小中高生の自殺問題(コロナで増)。
・新田さん:シニア雇用の問題(「世代」および「財政」問題と合わせて検討)。
・木俣さん:スポーツとメディアの問題(商業化とそのあるべき姿について)。
・大石さん:「分断」の世界において、日本に求められる役割(「人権」と「民主主義」をめぐって)。
・山中さん:こんな時代だから暗い話よりも楽しい話をしたい(お酒、娯楽、芸能、喜び、希望の本質ということ)。
ことができなくて、すみませんでした。次回5月11日(火)はオンラインになってしまいますが、柴原
さんにリードして頂く形で、活発な議論になればと願っております。まずは「世代」についての議論
ということで、とても良いテーマだと思います。各自、それぞれ自らの問いと関連付けたり(無理に
関連付けしなくてもいいですが)しながら、皆と話し合いたいことをあたためておいて下さい。
小中学校のみですが、公立、私立、国立で分けています。
これをさらに分析するなり、全く違うデータを持ってくるなり、活用すると、少なくとも論文(まとめ)の背景や仮定が書きやすくなるかもしれません。
[添付]: 106387 bytes
本日は柴原さんのお話を中心に、皆さんの意見をお伺いすることができました。うっかり板書をしなかったので、別途資料をまたアップロード(この投稿に添付の形で)します。
ゼミでも申し上げたところですが、緊急事態宣言が延長されていますので、5月中は少なくともずっとオンラインになります。今年は対面と交互と思っていたのですが、残念ですが致し方ありません。(もし可能であればですが、せめて皆さんのお顔を写真ででも拝見できたら嬉しいです。ビデオをオンでなくてもいいですから、ぜひお顔、あるいはお姿でもいいですので、見える感じのアイコンでご参加頂けたら喜びます。ご検討下さい。)
次回は菱田さんですね。楽しみにしています。宜しくお願いします。
[添付]: 14427 bytes
(将来推計人口・世帯数のところ)
性年齢階級別での将来予測があります。
男女での就業率なども勘案してみると、社会全体の労働力の推計として、もっと面白い計算ができるかもしれませんが、とりあえず。
添付は、集計した結果のシートのみにしています(容量の関係)
[添付]: 201728 bytes
アフター(ポスト・ウィズ)コロナ時代、デジタル技術下のメディアの役割、商業化、オンラインでのコミュニケーションの役割等を踏まえた、人と人との距離感ということを(もう少し短めにまとめながら)、全体テーマを考えていきたいと思います。
本日7/27のゼミにてテーマを提供させていただきます藤井です。
内容に関しましては、これからの大学教育について扱いたいと考えております。
他の受講生の方々の多くも、この二年間でメディア授業を経験されていることと思います。
その中で、以前と比べて自分の学びの質に関してどのような影響があったのか、それらを踏まえてこれからの大学教育があるべき姿をどのようにお考えなのかという部分をお聞きしたいと考えております。
加えて、教える側の立場である教授には、ご自身の指導にどのような影響があったのかという点をお聞きしたいと考えております。
また、私は学び以外の課外活動というのも、大学生活の一部分を占める重要な要素だと考えています。
課外活動で以前から関りがあった人たちとの交流方法やその距離感に関しても、コロナウイルスの影響で多少なりとも変化があったのではないでしょうか。
その点に関しましても、皆様の経験やその時の感情などをお聞きしたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
もう少し検討して、こちらで情報を追加していきますので、引き続き当該スレッドを確認して下さる
ようお願いします。
明日10/12のゼミで使用する資料を載せておきます。
参照URL テレワークを巡る現状について-厚生労働省
添付File 前期に小林さんがまとめてくださったデータです。過去の投稿を遡らずに済よ う再掲しておきます。
[添付]: 193536 bytes
次週は柴原さんにお願いしました。「教育」ですので、次回は間違いなく全体テーマを意識して進められると思います。
大事な問題がどこにあるのか、ということについてはかなり掘り下げた議論がなされたように
思っています。焦らず、ぜひともこの先の考察に、続けて頂きたく思っています。
次回は、大石さんにお願いしました。
立ち戻っての議論が展開されました。「宗教とは」ということまで含めた広い話になりましたが、特に「わたし」ということの
「再構築」ということ、そして「今日のデバイス」と私たちの本当の「幸福」ということについて、引き続き深めて頂ければと
思っています。
次回は市川さんにお願いしています。来週が11月23日で祝日になりますので、次回は11月30日になります。また、次回はゼミの
集合写真を撮る日ですので、皆さんご出席頂けますよう、宜しくお願いします。
次回は小森さんにお願いしています。働き方(ということを通じて今回および前回の「生き方」とも関わるかと思います。)
どうぞよろしくお願い申し上げます。
***
日医総研リサーチレポート No. 118「新型コロナウイルス感染症の病原体検査について」
https://www.jmari.med.or.jp/result/report/post-3306/
「感染対策やった感」で拡大は防げない - 日医総研・森井大一主任研究員に聞く
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/981787
というお話でした。究極的にそれは「知」とは何か、ということにも関わる重要な問題である
ということが、共通認識として、得られたかと思います。とても有意義な、全体討論でした。
次回は、全員が、共通テーマ「人と人との距離--コミュニケーションとプライバシー」という
ことに向けて、再度、改めて自身のテーマを向き合わせて、最終レポート課題を再提起すると
いう、そのような回にしたいと思います。今回の議論を元に、極めて興味深い問題が提起されて
おります。それは、真の幸福(多様な価値)、思考としての生きる意味(認識)、対象としての
欲望・恐怖・身体的あるいは人としてダイレクトな関係性的欲求といったことが、全体の関係性
として、捉えられるべきことだということが、明かになって来たということかと思いますす。次
回以降に向け、素晴らしい展開になると思います。引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
第一部:デジタル化を前提に。第二部:幸福に向けて。第三部:まとめ、という形
になりそうです。第三部に向けて、後一歩、人権・民主主義・世界平和といった観点
が欲しいかなと、そんな気がしています。あと2回になりますが、全体での討論が、
盛り上がることを期待しています。皆さん、どうぞ宜しくお願いします。
※以前のスレッドタイトル「2018年7月17日ゼミ板書写真」はスレッド全体の名称としてはふさわしくないと
思いますので、現行のものに変更いたします。どうぞよろしくお願いします。(2018年8月21日)
大変お世話になっております、ゼミOGの村上です。
7/17のゼミの板書写真をアップロード致します。
7/17,24の2回は、夏休みに向けて個人のテーマについて確認するとともに、それを踏まえた全体討論を行う回となっています。
海野さんに懇親会を企画して頂いて、前回に引き続き盛大にも2回の打ち上げができました。
また、ゼミでの議論を含めて、懇親会でも大変興味深いお話を皆さんと交わすことができて、
とても有意義な時間を過ごすことができました。皆さんに御礼申し上げます。
ゼミでの議論を振り返りますと、なかなか一つにはまとまりませんが、いくつかの結節点と
なるべきキーワードが見えてきたように思います。まずは今年度ゼミのタイトルにもある、
「成り行くもの」の科学
ということをベースに、
(1)「人間(社会)への信頼」
これは人間がすなわち成り行くものですから、深く言えば、成り行くものへの信頼と
いうことにならなければなりません。
(2)「芸術と身体」
芸術とは文明を形成する重要な表現であり、身体は「私」と「社会」の境界と認識
されるところでもあります。そして、
(3)「生成と消滅」
という3つを挙げておこうと思います。「格差」および「メディア」の問題は、上記
の(1)と、またビジネス系の話は当然ながら(3)と関連付けて下さればと思います。
これで皆さんのテーマが、上記の一つあるいは複数のキーワードに関連付くと思います。
それでは、論説を1500字程度にまとめて頂くということを夏休みの課題とします。
よく分からない点については、ここで質問して下さるようお願いします。
ゼミ参加の皆さんには、夏休み中、できれば週に一度程度はこの掲示板を覗いて頂き、
ここでも議論が進展するといったことがあることを、楽しみにしています。卒業生の
皆さんを含めて、ゼミ関係者の全ての皆さんに、気軽に書き込んで頂けたら幸いです。
の第二回が、昨年に引き続き去る7月15日(日)に東京(明治学院大学)で開催されました。
研究者向けの議論ですので、少し皆さんには難しいかも知れませんが、ゼミで議論している事
と本質的には同じ内容の話がなされていますので、そのまとめスレッドをご紹介しておきます。
http://math.econ.osaka-u.ac.jp/bbs5/joyful.cgi?read=76&bbs=1&pg=0
今日社会の問題点を「企業文明」の問題点として捉え、これからの社会のあり方を、「企業」
と「近代科学」がもたらした文明へのオルタナティブとして考えていこうという、学際的な
試みです。本日も(飲み会ですが)カントへの批判という問題が出ました。カントへの批判
はまさしく近代への批判の中枢でもありますが、そのような枠組みが果たして存在し得るのか
ということについて、皆さん疑問を持たれたところと記憶しています。
このセミナーでは、そのような枠組みとして、ホワイトヘッドの思弁哲学やプロセスとして
の実在の把握、西田哲学等を取り扱っています。
24日のゼミでは、前回ゆっくりお話をお伺いできなかった方を中心に、各人の個人テーマについて
掘り下げてディスカッションを行いました。
今回もそのお写真をアップロードしたいと思うのですが、浦井先生より、17日と24日の板書写真を
並べて欲しいというご依頼がありました。
複数枚を同時にアップロードするという機能は備わっていないようですので、2枚のお写真を横に
連結して1枚にしたファイルを掲載させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
連日酷暑が続いておりますので、皆さまくれぐれもご体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。
が終了しました。当日の資料および簡単なまとめを記したBBSの準備が整いましたので、
ここで皆さんにもご案内します。
8月3日セミナー「貨幣についての思想と対談」まとめBBSスレッド
http://math.econ.osaka-u.ac.jp/bbs5/joyful.cgi?read=83&bbs=1&pg=0
上記掲示板には、数理経済学会のHPのセミナーメニュー、当該セミナー広報ページ
からも、リンクがあります。
http://ethic.econ.osaka-u.ac.jp/seminar/seminar.html
当初研究者向けのセミナーとして企画していたこともあって、学部ゼミの関係者の
皆様には(ごく一部のOBを除いて)お知らせしませんでしたが、内容は学部ゼミ
で取り扱っている事柄と極めて密接に関連しています。
一言で言えば「貨幣」および「信用」についての「成り行くもの」としての取扱いが、
スタンダードな経済学理論においては把握できなかった問題を、あくまで本流に
則った形で可能とするという話であり、そのための研究プロジェクトです。
もちろんビットコインおよびブロックチェーン技術の話題、信用≒信頼の問題、
貨幣≒コア≒社会契約と見れば、これらはそのままゼミでのテーマそのもの
でもありました。また、それらを帰着させる「コミュニティーの統合」という
視点は、全と個の coordination というべきものであり、自我からすれば身体、
社会からすれば文化、総じて技芸 art の問題と考えることができるでしょう。
これが、今年度のゼミでの共通テーマとして、皆さんに個々考えてもらいたい
事柄の、その背景に置いてほしい事柄です。
ここで思いついたのですが、
そのために、全員少なくとも「成り行くもの becoming」と「存在するもの being」
の違いについて、まず語り始めるところから書き始めるという制約を入れましょう。
このような制約を入れるのは初の試みですが、全員の意識を統一するため、これは
非常に良い試みと思われます。ぜひやりましょう。よろしくお願いします。
7月末の炎暑に比べれば、ほんのかすかに秋の気配も立つような気がしないでも
ありませんが、まだまだ厳しい暑さが続くと思います。どうか皆さんご自愛下さい。