2018年度共通課題と夏休みの相互連絡

※以前のスレッドタイトル「2018年7月17日ゼミ板書写真」はスレッド全体の名称としてはふさわしくないと
思いますので、現行のものに変更いたします。どうぞよろしくお願いします。(2018年8月21日)

大変お世話になっております、ゼミOGの村上です。

7/17のゼミの板書写真をアップロード致します。

7/17,24の2回は、夏休みに向けて個人のテーマについて確認するとともに、それを踏まえた全体討論を行う回となっています。

村上 裕美 2018/07/19(Thu) 15:14 No.45
2018年ゼミ共通課題について
本日、7月24日、夏休み前のゼミ最終日、皆様お疲れ様でした。

海野さんに懇親会を企画して頂いて、前回に引き続き盛大にも2回の打ち上げができました。
また、ゼミでの議論を含めて、懇親会でも大変興味深いお話を皆さんと交わすことができて、
とても有意義な時間を過ごすことができました。皆さんに御礼申し上げます。

ゼミでの議論を振り返りますと、なかなか一つにはまとまりませんが、いくつかの結節点と
なるべきキーワードが見えてきたように思います。まずは今年度ゼミのタイトルにもある、

「成り行くもの」の科学

ということをベースに、

(1)「人間(社会)への信頼」

これは人間がすなわち成り行くものですから、深く言えば、成り行くものへの信頼と
いうことにならなければなりません。

(2)「芸術と身体」

芸術とは文明を形成する重要な表現であり、身体は「私」と「社会」の境界と認識
されるところでもあります。そして、

(3)「生成と消滅」

という3つを挙げておこうと思います。「格差」および「メディア」の問題は、上記
の(1)と、またビジネス系の話は当然ながら(3)と関連付けて下さればと思います。
これで皆さんのテーマが、上記の一つあるいは複数のキーワードに関連付くと思います。

それでは、論説を1500字程度にまとめて頂くということを夏休みの課題とします。
よく分からない点については、ここで質問して下さるようお願いします。

ゼミ参加の皆さんには、夏休み中、できれば週に一度程度はこの掲示板を覗いて頂き、
ここでも議論が進展するといったことがあることを、楽しみにしています。卒業生の
皆さんを含めて、ゼミ関係者の全ての皆さんに、気軽に書き込んで頂けたら幸いです。
浦井 憲 2018/07/25(Wed) 00:04 No.46
2018年7月15日セミナー「文明と経営」第二回
「成り行くもの becoming」について、哲学と経済学、経営学を交えたセミナー「文明と経営」
の第二回が、昨年に引き続き去る7月15日(日)に東京(明治学院大学)で開催されました。

研究者向けの議論ですので、少し皆さんには難しいかも知れませんが、ゼミで議論している事
と本質的には同じ内容の話がなされていますので、そのまとめスレッドをご紹介しておきます。

http://math.econ.osaka-u.ac.jp/bbs5/joyful.cgi?read=76&bbs=1&pg=0

今日社会の問題点を「企業文明」の問題点として捉え、これからの社会のあり方を、「企業」
と「近代科学」がもたらした文明へのオルタナティブとして考えていこうという、学際的な
試みです。本日も(飲み会ですが)カントへの批判という問題が出ました。カントへの批判
はまさしく近代への批判の中枢でもありますが、そのような枠組みが果たして存在し得るのか
ということについて、皆さん疑問を持たれたところと記憶しています。

このセミナーでは、そのような枠組みとして、ホワイトヘッドの思弁哲学やプロセスとして
の実在の把握、西田哲学等を取り扱っています。
浦井 憲 2018/07/25(Wed) 01:37 No.47
2018年7月17,24日ゼミ板書写真
お世話になっております、村上です。皆さま一学期はお疲れさまでした。

24日のゼミでは、前回ゆっくりお話をお伺いできなかった方を中心に、各人の個人テーマについて
掘り下げてディスカッションを行いました。

今回もそのお写真をアップロードしたいと思うのですが、浦井先生より、17日と24日の板書写真を
並べて欲しいというご依頼がありました。

複数枚を同時にアップロードするという機能は備わっていないようですので、2枚のお写真を横に
連結して1枚にしたファイルを掲載させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。

連日酷暑が続いておりますので、皆さまくれぐれもご体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。

村上 裕美 2018/07/25(Wed) 18:11 No.48
8月3日セミナー「貨幣についての思想と対談」まとめBBSスレッドのご案内
先日8月3日(金)に主催した方法論研究会セミナー「貨幣についての思想と対談」
が終了しました。当日の資料および簡単なまとめを記したBBSの準備が整いましたので、
ここで皆さんにもご案内します。


8月3日セミナー「貨幣についての思想と対談」まとめBBSスレッド
http://math.econ.osaka-u.ac.jp/bbs5/joyful.cgi?read=83&bbs=1&pg=0


上記掲示板には、数理経済学会のHPのセミナーメニュー、当該セミナー広報ページ
からも、リンクがあります。
http://ethic.econ.osaka-u.ac.jp/seminar/seminar.html


当初研究者向けのセミナーとして企画していたこともあって、学部ゼミの関係者の
皆様には(ごく一部のOBを除いて)お知らせしませんでしたが、内容は学部ゼミ
で取り扱っている事柄と極めて密接に関連しています。


一言で言えば「貨幣」および「信用」についての「成り行くもの」としての取扱いが、
スタンダードな経済学理論においては把握できなかった問題を、あくまで本流に
則った形で可能とするという話であり、そのための研究プロジェクトです。

もちろんビットコインおよびブロックチェーン技術の話題、信用≒信頼の問題、
貨幣≒コア≒社会契約と見れば、これらはそのままゼミでのテーマそのもの
でもありました。また、それらを帰着させる「コミュニティーの統合」という
視点は、全と個の coordination というべきものであり、自我からすれば身体、
社会からすれば文化、総じて技芸 art の問題と考えることができるでしょう。

これが、今年度のゼミでの共通テーマとして、皆さんに個々考えてもらいたい
事柄の、その背景に置いてほしい事柄です。

ここで思いついたのですが、

そのために、全員少なくとも「成り行くもの becoming」と「存在するもの being」
の違いについて、まず語り始めるところから書き始めるという制約を入れましょう。

このような制約を入れるのは初の試みですが、全員の意識を統一するため、これは
非常に良い試みと思われます。ぜひやりましょう。よろしくお願いします。


7月末の炎暑に比べれば、ほんのかすかに秋の気配も立つような気がしないでも
ありませんが、まだまだ厳しい暑さが続くと思います。どうか皆さんご自愛下さい。
浦井 憲 2018/08/13(Mon) 19:43 No.53
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